近年では熟年離婚が増えているといいます。
しかし、同じ離婚ならば、お互いが恨み合う「泥沼熟練離婚」よりも、お互いの幸せを願える「幸せな熟年離婚」の方がいいと誰しもが思うはずです。
そこで今回は、幸せな熟年離婚をするために必要なことな何なのか?
についてお話していきます。
幸せな熟年離婚、円満な熟年離婚に必要なことを御説明する前に確認しておきたいことがあります。
今回の記事で言う「幸せな熟年離婚」とは、離婚後の2人が新たな人生を幸せ過ごせるために行うものであることを前提にお話します。
「このまま結婚生活を続けるよりも、離婚したほうがお互いが幸せになれる」
妻と夫がこのことに納得できるのであれば、幸せな熟年離婚や円満熟年離婚は、きっとうまくいくでしょう。
もしこの意見にどちらかが同意できないのであれば、まずは離婚の目的をお互いに納得できるまで話し合う必要があります。
そして、もし双方が離婚に納得できたのであれば、離婚後にお互いが幸せに過ごせるような準備をしてから、離婚の手続きを進めていく必要があるでしょう。
では、幸せな熟年離婚をするための方法をご紹介しましょう。先ほども少し触れましたが、幸せな熟年離婚は「離婚後に互いが幸せに過ごせるような」環境やメンタルなどが必要になります。具体的にみていきましょう。
1.金銭的なやりくりができるか
離婚後の財産分与や収支の目安を立てておかなければいけません。何と言ってもお金は生活の要です。お金が無ければ心が荒んでしまいますし、高齢になると急な病気やケガに備えていくらか貯蓄しておく必要もあるでしょう。
場合によっては離婚前に仕事を見つけておく、必要もあるかもしれません。
2.自己管理を含む生活力はあるか
離婚後はひとりで家事や健康管理を行う必要があります。夫は身の回りのことをこなしながら生活ができるのか、できないのであれば離婚前に洗濯や料理を学んだりする必要があるでしょう。
妻も今までは夫が今までしてくれていた男手の仕事を自分でしなければいけなくなります。イメトレしたり、業者に頼む術を整えておいたりといった心づもりしておく必要があるでしょう。
3.生きがいや楽しみを見つけられるか
今まで2人だった生活が1人になると一気に寂しくなります。どれだけ恨みに思っていた人でも居なくなると寂しいものです。
1人になってしまうと食事や掃除をする気になれず、無気力になってしまう方も多いです。そうならないために趣味や習い事をはじめてみたり、パートなどの仕事に挑戦してみるのもおすすめです。
とはいえ、離婚前に離婚後の生活なんて想像できる方はあまりいらっしゃらないことでしょう。
離婚する前は離婚後の生活に期待をふくらませますが、いざ離婚してみると言いようのない寂しさや虚無感に襲われる方も多いそうです。
そんな場合におすすめなのが「お試し別居」をしてみるという方法です。
離婚する前に、本当に離婚をしてもいいのか、お互いに気持ちを確認するために一定期間別居してみて離婚気分を味わうという方法です。
別居してみて「やっぱりお互いに離れた方が幸せだ」と思うのであれば離婚を進めればいいでしょうし、「離婚までする必要があるのかな?」と思えばしばらく別居を続けるか、離婚を先送りすることもできます。
離婚は人生に何度と経験することはありません。慎重に考える必要があります。
また、結婚にはタイミングが大切と言われますが、離婚はいつでもできます。
なのでお互いが納得できるような離婚理由、離婚条件をじっくりと話し合うことができます。
特に幸せな熟年離婚を望まれるのであれば、2人のこれからの人生計画や離婚に対する準備は綿密に行う必要があるでしょう。