個人の自由が尊重され生涯独身でいる方も珍しくなくなった現在では、熟年離婚で別れるケースが激増しています。
自分には関係ないことだと思っていても、ある日突然妻から離婚を迫られることは少なく
団塊の世代が定年退職を迎えて、熟年離婚という言葉がクローズアップされるようになり、勢いで熟年離婚をしてしまった人も少なくありません。
しかし実際に熟年離婚をして、夫の方が後悔をしていることが多いとされています。
その理由として、今まで家事を任せきりにしていた夫は、離婚をしたことによって食事の用意もできず、洗濯や掃除も満足にやり方がわからないという人が多いからです。
食事はインスタント食品やスーパーのお惣菜が中心になってしま、栄養の偏りや食べ飽きてしまったと嘆く人が多いです。
また、熟年離婚をした場合、妻の側は学生時代の友人や仕事で知り合った友人との交流が多く、寂しさをそれほど感じることはありません。
女性はすぐに群れを作ることができますし、趣味を持っている人が多く、その繋がりで友達が作りやすいからです。
子供がいる場合には、子供は父親よりも母親に連絡がしやすいため、妻は子供と過ごす時間を持つことができます。
一方で夫側では、会社を定年退職してしまうと、会社の時の知り合いとはほとんどが疎遠になってしまいます。
学生時代の友人とも仕事中心の生活をしていると連絡をずっと取り合うことがないため、毎日誰とも話さない日が何日も続いてしまい、孤独を感じてしまうことがあります。
人間は寂しいと歳をとりやすくなってしまい、それがさらに家から外に出ることを億劫に感じてしまうので、寂しさから落ち込みやすい状態が続いてしまうことがあります。