熟年離婚を検討する際には、先立つものがあるに越したことはありません。離婚時にはできるだけ慰謝料などをもらっておきたいと誰もが考えるものです。
熟年離婚の場合は婚姻期間が長いため、その分慰
一般的な離婚をしたときの慰謝料の相場は、50万から300万程度と言われています。
しかし熟年離婚は婚姻関係が20年や25年を超えるケースがほとんどなので、一般的な相場より高額です。
具体的には婚姻関係が20年以上なら600万円ほど、25年を超える場合は740万円ほどになります。
また熟年離婚をしたときに実際に受け取れる慰謝料は、共働きか専業主婦かでも変わってきます。
慰謝料の相場が高額になるのは、専業主婦を続けてきた場合です。
専業主婦を20年や25年以上続けていると、社会経験が乏しくなるため高額になります。
逆に共働きの場合は専業主婦より社会経験があるので、若干抑えられるので注意が必要です。
もちろん熟年離婚の場合も、慰謝料の相場は離婚理由に大きく左右されます。
相手の不貞行為やDVなどの証拠を集めれば、慰謝料を増額させることができるでしょう。
さらに熟年離婚の慰謝料は、離婚の方法によっても相場は違います。
協議離婚の場合は100万円から500万円の間で変動し、裁判を行った場合はさらに増え300万円から500万程度になることもあります。
しかし裁判では証拠の有無が重要になるので、不貞行為が原因の場合は客観的な証拠を集めなければいけません。
熟年離婚をしたときの慰謝料の相場は、一般的な離婚の相場に比べると高額です。
熟年離婚後の生活を安定させるためにも、証拠を集めて受け取れるお金はしっかりと受け取りましょう。