熟年離婚は子どもが成人してから?子どもに負担をかけない熟年離婚とは?

熟年離婚は子どもが成人してから?子どもに負担をかけない熟年離婚とは?

熟年離婚は子どもが成人してから?子どもに負担をかけない熟年離婚とは?

 

子どもが成人してから熟年離婚を切り出す方がよく見られます。これは、熟年離婚は子どもがある程度育ってから踏み切ったほうが経済的、精神的、肉体的負担が少なくなるためだと言われています。

 

そこで今回は、子どもが成人してからの熟年離婚が多い理由、熟年離婚後に子どもに負担をかけない方法などをご紹介します。

子どもが成人してからの熟年離婚が多い理由

子どもが成人してからの熟年離婚が多い理由

 

子どもが成人式を迎えてから相手に離婚を切り出す…ドラマに出てきそうなシーンですが、実際にそんなことを行っている方は少なくありません。単なる区切りとしてではなく、子どもが成人してから離婚を切り出すのにはちゃんとした理由があります。

 

 

1.同意を得やすい、精神的にダメージが少ない

 

子どもであっても、成人すれば法律的には大人の仲間入りです。本人も大人としての自覚が芽生える頃です。そうなれば、親が離婚という選択をしたとしても、それぞれの人生を生きる年齢に達しているのですから、納得してくれやすくなるでしょう。
また、幼い時は両親の離婚に対して精神的なダメージを受けることも多く、片親が居ない不自由さや辛さを感じる機会も多いと考えられます。成人してからであれば、そういった負担も減るため子どもへの精神的ダメージが少なくなると考える両親が多いのです。

 

 

2.養育費や親権に関するトラブルが無くなるため

 

子どもが20歳になれば、親権と養育費に関する制度が適用されなくなるため、親権や養育費について揉める必要も無くなります。また、離婚後にも相手とのやり取りをする機会も減るため、子どもだけでなく自分や離婚相手にとっても精神的な負担を軽減することができるでしょう。

熟年離婚後に子どもに負担をかけないようにするには?

熟年離婚後に子どもに負担をかけないようにするには?

 

子どもへの負担は、両親が離婚すること自体の負担もありますが、離婚後の生活においても考えられます。離婚後に体調面、精神面、金銭面で子どもに負担をかけないようにするためには、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。

 

 

1.財産分与と年金分割制度を利用する

 

離婚後に経済的な余裕が無くなった場合、子どもに頼らざるをえなくなり、金銭的に負担をかけることになるかもしれません
離婚時にはお互いの財産を分けあるようになってます。また、近年では離婚したとしても、夫の年金を分割できるような制度が誕生しました。離婚時にどれくらいの財産を受け取ることができるのか計算しておき、日々の暮らしや老後の資金を蓄えておくようにしましょう。

 

 

2.自立した生活をおくる

 

財産分与と年金制度を利用したとしても、働かずに暮らしていくことは困難な方がほとんどかと思います。自らの年金+子どもに仕送りしてもらうという方法もありますが、子どもに負担をかけたくないのであれば再就職をしたり、アルバイトをしたりして自分で生計を立てていくということもしなければいけません。
また、経済面だけでなく生活習慣に気を配り、体調管理を行うなども必要でしょう。

 

 

3.人生に楽しみを見つける

 

今まで長年連れ添った人が急に居なくなるのは誰でもさみしいものです。しかし、さみしいからといって子どもに依存した生活をおくってしまえば、子どもの自由を奪うことになってしまいます。
新しい趣味を見つける、友人との交流を増やすなど能動的に人生を楽しく生きる術を見つけることも必要でしょう。

熟年離婚であっても子どもに負担をかける可能性がある

熟年離婚であっても子どもに負担をかける可能性がある

 

子どもが成人していると、両親が離婚するということ自体のダメージは少ないかとおもいますが、離婚後に負担をかけてしまうかも恐れがあります。年齢を重ねれば再就職は困難になり、気力体力共に衰えてきてしまいます。

 

自分の思うように動けないために経、済面や体調面などで子どもに負担をかけてしまう可能性は低くありません。子どもが成長してからの熟年離婚は、離婚後の生活についてもよく計画してから踏み切られることをおすすめいたします。