専業主婦が熟年離婚をする場合、老後の生活費の工面方法や再就職に関することなど、考えなければいけないことが沢山あります。
専業主婦が離婚後に日々を安心して過ごすためには、離婚前の準備が適切
夫婦仲が悪くても、子供がまだ成人していない場合は子供に対する責任感から我慢して夫婦生活を続ける専業主婦が多いですが、子供が20歳を過ぎて巣立って行く事で熟年離婚を考える専業主婦が増えてます。
だけど専業主婦の一番の心配事は、いざ熟年離婚したとして離婚後にどのように生計を立てていけばいいのかです。
長年専業主婦を続けていた何のスキルも社会経験もない女性の場合は、いきなり仕事を探して自分で食べて行くのはかなり大変です。
そうなってくると離婚後に専業主婦が生計を立てていく財源として重要になるのが、夫婦時代に稼いだ財産分与と子供の養育費と最も大切になるのが老後の年金の分割です。
財産分与は、結婚してから夫婦で築いてきた家屋や貯蓄などが対象になり、通常均等にはんぶんずつ分けます。
養育費は子供が成人になるまで払われる子育てに必要なお金ですが、熟年離婚の場合は子供が成人に近いか、すでに巣立ってしまっているのでほとんど支払われません。
そこで一番重要になって来る熟年離婚をした専業主婦の生計の収入源は年金になります。
夫が自営業で国民年金しか収めていないなら請求する必要が無いですが、夫が民間に会社員が加入する厚生年金か、公務員が加入する共済年金に加入している場合には、離婚しに請求すると年金の基礎部分を引いた部分の最大半分を請求できます。
もし離婚時に年金の分割請求をしなかった場合には、基礎部分しか貰えなくなるので請求し忘れに注意する必要があります。